お役立ちコラム|播州織について

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播州布/BANP(バンプ)とは|播州織

播州布(バンプ)のハンカチ

播州織について

    弊社が拠点を構えます兵庫県多可郡多可町は隣接する西脇市とともに兵庫県のほぼ中央に位置し、域内には加古川・杉原川・野間川が流れる、水資源に恵まれた地域です。
その地域性を背景として、染色と織物の産業が発達した、先染め織物で有名な「播州織」の一大産地でございます。
    播州織とは糸の段階で染色し、色糸を使用して織り上げるのが特徴で、複数の色糸を使ってストライプ柄やチェック柄などを表現し、退色しにくく、豊かな風合いを持つ生地が日々生み出されています。
産地では主にシャツ地などを中心とした生地の生産を行なって参りましたが、生産コストの安い中国などに取って代わられ、現在の生産量はピーク時(1987年)の10分の1程度にまで減少をしております。
    播州織に携わる各企業は、地場産業の再活性化を目指し、試行錯誤を行いながら市場への認知を図るべく、様々な活動を行なっております。

TAKEUCHIの挑戦

    そのような中で、弊社はこの度自社ブランドを立ち上げ、これまで「播州織」で培った地場の織物の技術と、職人の技術を結集して織り上げた生地の品質の高さに着目し、先染め織物ではなく、あえて色染めしていない糸を使って真っ白な生地を織り上げ、それを白いキャンバスとして、自由で独創性のあるデザインを用いて、広く市場へと挑戦していこうという考えに至りました。

播州布/BANP(バンプ)の由来

    「播州織」の認識と致しましては、染色された糸を使用して生地を織り上げる先染め織物という定義があり、播州の地で織られた生地でも、染色された糸を使用していない、白い糸で織り上げた真っ白な生地につきましては、「播州織」とは呼ばないと私たちは認識しております。
よって弊社が自社ブランドを立ち上げるにあたって、現状の全商品に使用しております生地に関しては、先染め織物ではないことから、弊社の商品に使用しております生地は「播州織」とは呼べません。
    しかしながら、「播州織」に携わる方々と思いは同じで、地場産業の活性化を目指して参ります。そこで弊社は、先染め織物でなくとも「播州で織った布(生地)」を、総称として「播州布/BANP(バンプ)」と名付け、織物産地としての「播州」の認知を図り、地場の繊維業の活性化を図って参ります。
TAKEUCHI は一枚の「播州布/BANP」から壮大な物語を作り上げます。

OEM・ODM制作なら、お任せください

  当社(ソーイング竹内)では、播州織製品のオーダー製作(ODM/OEM)を承っております。この地の伝統技術を用いた高品質なメイドインジャパン製品を、お客様のご要望に合わせて企画・製作致します。当社が主に取り扱いをしておりますハンカチ・バッグ・ポーチ・巾着などをベースに、形状やサイズ・素材の変更にも対応致します。    またご希望がございましたらプリントや刺繍などの加工も可能です。ご予算・納期・数量・用途に応じて様々なご提案をさせて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。